1.研究会
日時 :2016年1月21(木)-22日(金)
場所 :東海大学 三保研修館
開催時刻:13:00~
2.懇親会: 18:00~19:30
東海大学 水族館
3.研究会プログラム
3.0 代表挨拶
東海大学 工学部 光・画像工学科 室谷教授
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3.1 『光学薄膜作製における真空の基礎』13:05~13:50
元 一般社団法人 真空学会 事務局長 大工原 茂樹 氏
光学薄膜作製には真空蒸着、イオンビームアシスト蒸着、スパッタリングなど、真空や真空中における気体の電離現象を利用するプロセスが多く用いられる。ここでは真空の基礎的な事項を説明し、さらに、真空を利用して光学薄膜を作製するにあたって知っておくべき真空に関する現象や技術を紹介する。
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3.2 『人工水晶の育成と品質』13:50~14:35
ファインクリスタル株式会社 開発部 結晶課 係長 小野寺 健史 氏
水晶デバイスは、周波数制御・選択を行うデジタル情報化社会を担う重要部品であり、今日様々な用途に使用されている。弊社ファインクリスタルでは光学用ローパスフィルター向けの高品質な人工水晶の製造を手掛け、顧客からは原石の品質面で高い評価を受けるに至っている。本講演では、弊社の人工水晶がどのように製造され、どのような結晶品質があるのかについて技術的な内容も盛り込んで詳細に説明する。
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3.3 『技術者の役割と心構え』14:55~15:40
有限会社 ケイワン 代表取締役会長 笠原 一郎 氏
モノ作りは長い行程を必要とし、開発・設計製造・納品およびアフタサービスはもとより営業活動においても技術担当の役割は大きい。当然どの段階でも人が介在するので、職場環境を整えて「やる気」、「生き甲斐」、「誇り」を持てるようにすることは、技術者にとっても重要な役割となる。この講演は企業におけるあらゆる職種・職位の技術担当者が心得ておかなければならない事柄を筆者の体験を踏まえてまとめたものである。
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3.4 『フッ化マグネシウムナノ粒子を用いた超低屈折率膜の開発』15:40~16:25
株式会社 ニコン ガラス事業室 事業開発部 開発課 課長 村田 剛 氏
屈折率が1.30を下回る超低屈折率層を導入することで反射防止膜の性能を飛躍的に向上させることが可能であるが、従来、そのような超低屈折率層を安価で大量に形成することは困難であった。そこで、講演者等はゾルゲル法によりMgF2ナノ粒子を粗に堆積させる手法の開発に着手し、真空紫外から赤外領域まで使用可能な超低屈折率膜の開発に成功した。現在、本技術は様々な製品に適用されている。本講演ではその詳細について説明する。
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