1.研究会
日時 :2016年8月8(月)
場所 :機械振興会館 地下2F ホール
開催時刻:13:30~17:00
2.懇親会:
場所 :機械振興会館 地下3F ニュートーキョー
開催時刻:17:00~19:30
3.研究会プログラム
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3.1 代表挨拶 東海大学 室谷教授(13:30~13:35)
3.2 「方向転換を求められるLED照明市場」(13:35-14:15)
石田のり子 様(Grabage LLP)
日本でLED照明が普及し始めたのは2011年だった。それから5年がたち、日本のLED照明市場は成熟市場に突入した。日本の展示会では主要な照明企業からの出展がなくなり、中国でも同様な現象が起こっている。価格は大きく下がり、チップ・パッケージメーカーは商品価格下落回避のため新たな製品開発を迫られている。市場は成長期を迎える新興国へ販路を広げているが、販売価格は先進国との価格差が大きく、ここでもパッケージメーカー、照明器具メーカーとも新たな戦略が必要となっている。今、LED照明市場はビジネスの大きな方向転換を求められている中で今後の市場についてまとめた。
3.3 「OIC 2016 発表報告」(14:15-16:00)
パート1. 「アクリル基板へのダイレクト成膜」
東海大学 室谷教授
アクリル基板上にハードコートなしに直接高密着の誘電体膜を作製する研究の
紹介をします。
パート2. 「複合成膜法による膜の応力制御」
東海大学 田島直弥 様
真空蒸着とスパッタリングを組み合わせた新しい成膜法による膜の応力制御の
研究の紹介をします。
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パート3. 「チタニア膜の機械的特性と構造」
東海大学 椎名赳智 様
チタニア膜についてMSE法とナノインデンテーション法によりもとめた機械的特性と膜の構造の関係について紹介をします。
パート4. 「2波長レーザーミラーの電界強度分布とレーザー損傷」
東海光学 光機能事業部 杉浦 宗男 様
レーザーの高出力化が、超短パルスレーザー、高繰り返しパルスレーザー、波長変換による高調波発生など、多くの応用で必要とされています。その実現のために光学薄膜には高いレーザー耐性が求められます。用途によっては複数の波長が同時に膜へ入射するなど、複雑なケースも考えられます。このような応用へ向けたレーザー耐性向上の取り組みとして、膜内の電界強度分布を考慮して作製した2波長レーザーミラーについてご紹介致します。
3.4 「干渉計による検査と測定について」(15:50-16:30)
葛 宗涛 様(富士フイルム株式会社 光学・電子映像事業部 営業グループ)
近年、製品性能と品質向上により、部品の製造精度への要求は益々高まっている。業界には”測定できないものは作れない”話があり、薄膜を付けた素子の検査と測定、特に透過波面の測定、裏面反射ノイズの除去と薄い基板の表面形状測定など多くの課題がある。
一方干渉計測技術は多くの領域で利用されており、様々な計測課題に対応できる実績があり、これらの課題を解決できる将来性もある。
本講演は干渉計の原理を簡単に紹介し、薄膜付き素子の検査と評価も含めて様々な測定実例と注意点を通じて、干渉計技術が今後も幅広く活用できることを説明する。
3.5 事務局からのご案内(16:30-17:00)
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〒259-1292
神奈川県平塚市北金目 4-1-1
東海大学 工学部
光・画像工学科
室谷研究室内
光学薄膜研究会
事務局専用ページ
ご用件はメールでお願いします。
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