光学薄膜研究会 The Optical Thin-Film Science and Engineering group 

研究会報告reports


2019年度 第1回研究会内容(参加者:研究会 141名 懇親会 84名 )


1.薄膜特別セミナー
  日時  :2019年4月22(月)
  場所  :機械振興会館 地下3階
  開催時刻: 9:30~11:30

2.総会&研究会
  日時  :2019年4月22(月)
  場所  :機械振興会館
  開催時刻:13:00~17:00

3.懇親会: 17:00~19:00
       ニュートーキョー 地下3階


4.研究会プログラム

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4.1 代表挨拶 東海大学 室谷教授(13:30~13:40)

4.2 『液体の滑落性を向上させるための表面設計』(13:40-14:25)
   産業技術総合研究所 構造材料研究部門 研究グループ長 穂積 篤 様

   
蓮の葉の超撥水性を模倣した表面/材料に関する研究が,最近のバイオミメテ
  ィクス(生物模倣技術)ブームにも乗り再び活況を呈している。最近では,水だけ
  でなく,油や有機溶剤のような低表面張力液体,マヨネーズのような高粘性液体,
  さらには,雪氷や海洋生物のような固体が付着しない表面の開発が世界中で盛んに
  行われている。これらの特異な表面機能は,自動車,住宅,包装,家電といった様
  々な産業分野での応用が期待されている。これまで水や油をはじく表面を作製する
  には,有機フッ素化合物を使用し,表面を微細構造化して,見た目の接触角を大き
  くすることが重要であると考えられてきた。動的なぬれ性(前進/後退接触角の差
  であるヒステリシス)を制御することができれば,有機フッ素化合物を用いなくと
  も,また,接触角を大きくしなくても,水や油の滑落性を向上させることができる。
   本講演では,動的なぬれ性を制御するための表面設計について概説した後,常温・
  常圧下,汎用元素だけで合成ができる,水や油の滑落性に優れた表面について我々の
  最新の研究事例を紹介する。


4.3 『クリーンルームの基礎』(14:25-15:10)
   株式会社パーティクルプラス 代表取締役社長 水野 眞人

   
クリーンルームの規格の簡単な紹介、その規格の解釈のしかた。
   
基本的なクリーンルームの構造。
   評価方法、性能維持の管理方法、維持における盲点、
   以上を基に上手な活かし方の概略


------------------------- (休憩 15:10~15:25)-------------------------

4.4 『赤外線領域の光学薄膜と市場・用途』(15:25-16:10)
   株式会社 チノー 斉藤 様

   ㈱チノーの赤外線利用機器(放射温度計、サーモピクス、水分計、成分計・厚さ
  計)に内蔵されている自社開発の光学薄膜部品と,それらの機器の市場・用途につ
  いてご紹介します。


4.5 『株式会社ナガタの会社紹介』(16:10-16:30)
   株式会社ナガタ 薄膜チーム 荻野 吉平 様

4.6 『株式会社メイショーテクノの会社紹介』(16:30-16:50)
   株式会社メイショーテクノ 代表取締役 大西 晃宏 様

4.7 事務局からのご案内(16:50-17:00)






 光学薄膜研究会 事務局

〒259-1292
神奈川県平塚市北金目 4-1-1
 東海大学 工学部
  光・画像工学科
  室谷研究室内
   光学薄膜研究会

 
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